古代ローマ帝国の歴史と古代コインの魅力に迫る

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ヴェローナの城門 ボルサーリ門

新年あけましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願い致します。

今回はローマ時代のヴェローナの正面玄関ともいえる城門だったボルサーリ門を紹介します。
ボルサーリ門の正面側

ボルサーリ門はヴェローナの残るローマ遺跡の一つで、ヴェローナの旧市街の中心地に位置しています。時代的にはアレーナと同時期の紀元1世紀に建造されたものでした。その後、ガリエヌス帝の時代に改修がなされたことを刻印が示しています。
ちなみにローマ時代の呼び名はロウィア門でした。
この門はヴェローナの城門の中で最も重要な門で、都市の正面玄関ともいえるものでした。

それにふさわしい威厳を持つように、下部は2つのアーチ門、全体的には3段構造になっています。上部には12個のアーチがあり、ローマ時代は3段目の真ん中に彫像が飾られていました。下部のアーチの両側にはコリント式の円柱が配置され、アーチの上には碑文と破風が取り付けられていて、堂々とした迫力を持つ門となっています。


門がある通りは、「デクマヌス・マクシムス」と呼ばれるローマ都市に必ずある十字に走る通りの一つにあたります。(ちなみに十字の通りのもう一つはカルドと呼ばれます。)
ヴェローナのデクマヌスはローマ街道の一つであるポストゥミウス街道上にあり、都市のメインストリートでした。門をくぐり、まっすぐ進むとローマ時代のフォロであったエルベ広場にたどり着きます。

ボルサーリ門正面側(遠景)

写真はカヴール大通り側から撮ったもので、門をくぐった向こうはボルサーリ門大通りになります。


門左上部にある碑文

「CORONIA AVGVSTA VERONA・・」というはじまりの部分が、かろうじて読めるくらいです。時間がある時にもう少し解読してみたいと思います。
碑文にある「コローニア・アウグスタ・ヴェローナ」とは、ヴェローナのローナ時代の名前にあたります。


門の裏側

裏側はシンプルで特に装飾もされていません。

振り返ってみると、「ロミオとジュリエット」関連の名所と比べるとローマ遺跡を見ている人は少なめな感じです。特に、ジュリエッタの家などは人がひしめき合っていて、すごい人気です。

ボルサーリ門は特に「地球の歩き方」などにも記事が載っていないので、素通りする人も多いかもしれませんね。


デジカメの録画機能で動画を撮ったので紹介しておきます。申し訳ないくらい短いです。



こうして街中に残り、今もなお使われているというローマ遺跡はやはりいいですね。
廃墟にある遺跡は既に廃れた文明の遺物という雰囲気が色濃いですが、町中にある遺跡は町の風景と溶け込み、古い歴史を感じさせるモニュメントとして愛されている感じがします。




PS:今回は新年最初の更新ということで、今年の抱負を一つ。ローマ遺跡の中でも、個人的に門や橋というのは好きなので、今年も各地に残るローマ遺跡を一つでも多く見に行きたいと思います。
次はドイツのトリーアのポルタ・ニゴラとか、スペインのメリダやタラゴナの水道橋もいいですね。



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ヴェローナのローマ遺跡 ピエトラ橋

今回は、ヴェローナに流れるアディジェ川に架かるピエトラ橋を紹介します。
ピエトラ橋(Ponte Pietra)


ピエトラ橋は、紀元前1世紀に建設され、ヴェローナに現存する唯一の古代ローマ時代のアーチを今に残す橋となっています。
ローマ時代の名は、マルモレウス橋(Pons Marmoreus)でした。
現在はイタリア語で「石」を意味する「ピエトラ」の名がついて、ピエトラ橋(石橋)となっています。


ローマ時代は、この橋の右側(旧市街から見て)にはもう一つポストゥミウス橋という橋が架けられていて、市の中心とローマ劇場とを結んでいました。今はもう現存しない橋ですが、この橋は、紀元前148年に執政官を務めたスプリウス・ポストゥミウス・アルビヌス・マーニュスが建設させた「ポストゥミウス街道」に架けられているので、その名がつけられました。

ちなみにこのポストゥミウス街道は、ゲヌア(現ジェノバ)からプラセンティア(現ピアチェンツァ)、クレモナ、ヴェローナ、アクィレイアに向かうものでした。


橋の旧市街側にある見張り台

ヴェローナは蛇行する川の間に建設された都市なので、通常の城壁に加えて川が自然の城壁となっています。この塔は恐らく中世以降に作られたものですが、外敵の侵入に対し、重要度は高かったと推測されます。


お土産物の古代ローマ時代の想像図

これを見ると左側にみえるボルサーリ門から続く道が、「ポストゥミウス街道」で、フォロ(現エルベ広場)を通り、今はないポストゥミウス橋を渡ると劇場に至ることがわかります。劇場手前の2本の橋の左側が今回紹介しているピエトラ橋です。


橋の上の様子

橋の中心が高くなっていて、ゆるやかな太鼓橋のような形状をしています。


今回の旅行では、デジカメの動画機能を使っていくつか動画を撮ってみたので、紹介しておきます。
「ピエトラ橋の上の風景」


歩きながら撮っているのとビデオカメラではないので、ブレがありますが、写真よりもやはり周囲の様子がわかりやすいので、遺跡に行った時はこれからも撮ってみたいと思います。


サン・ピエトロの丘。

川を渡るとすぐにこの丘があります。下にテアトロ・ロマーノ(ローマ劇場)と上にサン・ピエトロ城があり、上の土産物の絵(古代ローマ時代の想像図)と見た目は同じ印象です。
次の機会には、ローマ劇場も紹介したいと思います。





PS:ヴェローナは観光都市としては、イタリアで5本の指に入るそうで、海外ではフィレンツェよりも人気が高いそうです。
実際、歩いてみても10月末でしたが観光客も多く、人気ぶりが実感できました。でも日本人観光客は少ない印象でした。日本ではローマ、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェの方が人気があるからでしょうか?
私としては、ロミオとジュリエットの舞台としての中世都市的なロマンチックな雰囲気と古代ローマ都市としての歴史が混ざり合い、とても魅力的な町なので、かなりおすすめです。






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